フェラーリF1撤退発言にFIAがコメント
F1も10月31日からのブラジルGPを残すのみとなりました。タイトルの行方

には決着がつきますが、決着に時間がかかりそうなのが今回のエンジン統一化の動向。
技術開発にはお金がかかります。昨今の金融不安もあり、開発費の捻出はF1存続の重大なテーマの一つになっているようです。
そこでFIAが出した提案が「F1には参戦していない第三者のエンジンを全チームが使用する」というもの。これでコスト削減を実現するという目論見があるようです。

ところで、一般的なF1チームの年間活動費はおおよそ350億円程度とのこと。結構な会社の年間売り上げに匹敵する額。

1日換算約1億円ですか。余りにもリアリティがないから却って気持ちイイくらいです。
ところで、今回のFIAのコメントはこのエンジン統一策に反対し、F1撤退もほのめかしている名門
フェラーリ
(ただの馬か。ちょっと違う気もするが・・・)に向けてのもの。
資本主義的、競争原理に基く現在のF1界では、ある程度、コストと成績が比例するような印象を受けますが、各チームにとって、いかに他チームに対してアドバンテージをとるか、1秒にも満たない世界のためにどれだけ投資して開発できるかがポイントであるため、技術力の向上を妨げるこの施策に対する反対の動きは根強いみたいですね。
トヨタでも反対の姿勢を打ち出しているようです。
フェラーリと言えば誰もが認める名門チーム。当然ファンも多く、
フェラーリを見るためにサーキットに足を運ぶ人も多いはず。そして
フェラーリがいなければ「打倒
フェラーリ」という各チームのスピリッツやモチベーションも見られなくなる。撤退なんてことになったら大変です。
私のような小市民の立場で考えると、軽々しく「
フェラーリ」というコトバを口にできる機会が減ることになります。買う方はムリでも見る方なら任せろ

という意気込みも尻すぼみですね。
そんな戯言は置いといて、見る側の視点で考えるとどうなんでしょうか。
【エンジン統一賛成的見地】

そりゃ開発費かけてマシンの戦闘力が違う状態でやれば勝つチームは限られるでしょ。同じエンジンしか積めないなら、それ以外の開発で差が出る、ドライバーのウデによって勝負が決まる、ピット戦略も含めた総合力がポイントなど、見る視点が変わるかもしれないなぁ。どのチームにも勝つチャンスが出るかもしれないね。浮いた開発費くれないかな
【エンジン統一反対的見地】

F1マシンと言えどもクルマはクルマ。どれも同じエンジンなんてツマラナイ。エンジンも含め、技術競争も勝つための手段。レースという勝負を制するための努力を否定するのはいかがなものか。勝負の要素からクルマそのものの重要性が下がるというのはどうだろうか。でも開発費は浮かないからもらえないな・・・。
どっちに転んでもお金はもらえませんよ。

なんでくれないのよ

様々な社会情勢への対応、世界的なコスト意識の高まりなどを踏まえるとそういう時代なのかとも思いますし、F1というイベント自体がある意味「夢の追求」的な部分や、ショービズ的な扱われ方もされているので、統一見解としてエンジン統一是か非かの議論は決着がつかない問題でしょうね。
F1参戦の目的によっても受け止め方は違うと思います。
●純粋に速さを競いたい
●技術力を市販車にフィードバックしたい(できるのか?)
●イメージ戦略、ステイタス
●モータースポーツへの貢献
●利益(あるのか?)
その他諸々・・・。
とにかく見る側が興味を失うような結果

は回避して欲しいものです。
誰も見なくなった段階で目的の全てが果たせなくなると思います。
個人的には全チームが全く同じ条件という平等性はF1の世界には似合わないかなと思います。皆さんはいかがでしょうか?
ちなみに私レベルでは国内が精一杯ですが、鈴鹿や富士に行くためにコツコツお金


貯めて・・・。人によってはイタリアでセリエAも見るためにでも、ヨーロッパシリーズ転戦


でもいいですが来たる日に備えて頑張ろう


というモチベーション

を持たせてくれるF1であって欲しいと思います。
F1に限らず、スポーツにおいてルールってホント大事ですよね。