こんばんは。
オートマ車しか設定が無いクルマがほとんどというこのご時世。オートマ車にも「乗り方」というのが実はありまして・・・。「普通にD入れて走るだけじゃん」と言われればそうかもしれません。
新車で買って3年で買い替えるというのならそれでも良いかもしれません。が、この異常なガソリン価格の高騰を始めとする物価高。そんな時代にそんな贅沢な買い方をするヒトはそう何人もいるものではありません。大半のヒトは「できるだけ長く乗って高額な買い物は控えたい」と思っていることでしょう。そんなアナタにちょっとした工夫でクルマの寿命を延ばす良い方法を。
これはATF(俗に言うオートマオイル)を冷やす為にミッションからラジエターに繋いでラジエターの1部を通すことで温度を下げる「オイルクーラー」に接続するホースです。つまり、ミッションとラジエターを繋いでいるのです。出て、戻る訳ですから2本あるのです。そして、上の2本が古くなったホース。下の2本が新品です。
ラジエターの下部分にはこのようにホースが接続されるパイプが出ています。後程登場しますが、当然、ミッション側にもパイプが出ております。だいたいどのメーカーのどの車種でもオートマ車ならこんな感じでホースが使われています。このホースが劣化してオイルが漏れてしまうという現象はとても多いです。どのメーカーのクルマでも走行距離が増えてきたり、経年劣化、酷使された状態で乗り続けることによる異常な高温状態での走行など原因はたくさんあります。
これがミッション側の接続部のパイプです。今回は
スズキ セルボモード SR−ターボの修理です。このホースの接続部からオイルが徐々ににじみ出て漏れになります。このホースは定期的に交換しているとこういう事態にはなりませんが、そんなに定期的に交換しているヒトはまずいないでしょう。ほとんどの場合、漏れが発生してから交換するということになります。
さて、冒頭でお話しした、「ちょっとした工夫」の件です。オートマチックトランスミッション(AT)はクルマを走らせている間、ずぅ〜っとATFに圧力をかけています。ただでさえエンジンやマフラーの熱で高温になるエンジンルームの中にあるのに、この圧力によってATFはさらに悪条件に晒されることになるのです。ATFはこうした高温になる状態でいかにその圧を保持できるかが勝負です。が、長い間使われてきたATFだとその熱による酸化が進み、性能が落ちてきます。このような状態で使い続けるとゴム製のホースは徐々に侵されてきます。そして今回のような修理が必要になるのです。
では、このATF、さらにはATミッションそのものをどうやれば長持ちさせてやることができるのか?ということです。G.W.や夏休み、お正月等、高速道路が大渋滞しますね。よくニュースでヘリコプターからの映像が映し出されていますが、ブレーキランプによる赤い蛇のように道路が見えています。実はこれなんです。信号待ちやこうした渋滞にハマった時、Dレンジのままでブレーキを踏んで止まってる状態にしていませんか?ほとんどのヒトがそうして止まっていると思います。PやNレンジになっている状態のアイドリングよりDレンジに入れたままで止まっている時のアイドリングの方が回転数が低いですよね?この状態のまま止まっている間、ATミッション内部(正確にはトルクコンバーター内部)ではずっとATFに圧をかけ続けているのです。これをNやPにしてサイドブレーキをかけて止まっていればこうした圧から解放させてやることができるのです。
「いちいち止まるたびにNにしてサイド引いとくのかよ!?」と思うヒト、そうなんですよ。そうすることでATF、ATミッション本体の負担が大幅に軽減されるのです。人間、楽な方へ楽な方へ流されますが、ATのシフトレバーの操作位置がなぜP、R、N、D・・・となっているか・・・。ちゃんと意味があるのです。でなきゃDとRとPだけで充分ですよね?なぜNやP(パーキングレンジは無いとキーが抜けませんからまぁ、置いといて)があるのかということです。ついついブレーキ踏んでりゃあ止まってるからとDレンジのまま走行中1度もシフトレバーに触らないアナタ。高い修理代金を支払う前に「Nレンジでサイドブレーキ」をやっておいた方が良いですよ。ガソリンが高いだなんだって言ってる場合じゃなくなりますから。
ちなみにマニュアル車に乗っているヒトもニュートラルでサイドブレーキが良いんですよ。クラッチを踏み続けて止まっているとクラッチカバーとベアリングが押し合っている状態で止まっていることになるのでこれらの部品の劣化が早くなります。ご注意を。
ようするに「未然に防げる余計な支出は防ぐ」ということ。これが一番の節約法なのです。
あぁ〜あ・・・また仕事が減るな・・・。
余計なお世話かも知れませんが、
昨今、新型のホンダのストリームなどでは、通称、
『スーパーCVT』
と呼ばれる、
従来のCVT用のATフルードとは全く違うATフルードを使用するATミッションも登場しております。
素人さんでもそういう事が解かりやすい本で、
三推社/講談社から発行されてます、
『オイルの達人』
と言う本がありました。
ATミッションの事のみならず、
MTミッション、
パワステのオイル、
当然エンジンのオイル、
など、
車に使われているオイルの事に関して、
昨今の車の技術の進歩に合わせたオイルの解説が1冊\1600円分も解説してありますので、
ご参考になりましたら幸いです。