久し振りにまともな乗用車について語ります
Mercedes-Benz G-Class

この車との出会いは確か高3の夏、お盆の時期だっただろうか。
その日はやけにお客が多かった。
ガンガンと照りつける太陽の下、忙しく走り回る。
気付けば汗だくになっている自分がいた…
そんなとき1台のSUVが入ってきた。
真っ黒の巨体。丸目のヘッドライト。グリルには堂々とメルセデスベンツのマーク。
エンジン音がやけに唸っていた。
いつも通りに誘導。いつも通りにドアの横に立つ。
フルスモークのその車の窓が少しだけ開いた。
「ハイオク満タンで。あと手洗い洗車とポリマーコーティング、それから室内清掃お願いします」
私は心の中でつぶやいた。
このカンカン照りの中洗車??ふざけんなよ
しかしその直後ハッとした
女性の声だ。
その瞬間運転席のドアが開いた。
降りてきたのは20代前半の若い女性。
背が高く、スタイルも抜群。
こいつお嬢様か!?と思いながら顔を見た。
目が合った瞬間優しい微笑みを返してきた。
間違いなく一目惚れだった
その後、暑さも忘れて女性の車を綺麗にする事しか考えなかった。
それだけ一生懸命綺麗にした。
最後に拭き残し等をチェックし、全体を見回す。
驚いた。あんなに綺麗に仕上がったのは初めてだ。
だってまた来て欲しいから…
終了後お会計を済ませ女性にキーを渡しに。
そして車までエスコート。
彼女は言った。
「わぁ、想像以上に綺麗になってる。あなたが一人でやったの?」
「そうです」
私は平静を装っていたが、心はピークに達していた。
「ありがとう。またお願いしますね」
「それじゃぁ」
その言葉を最後にV8エンジンを呻らせ出ていった。
1週間ぐらいしてからだろうか、彼女はまたやってきた。
やはりとても暑い日だった。
その日は先輩が接客したが、その先輩が駆け寄ってきた。
「○○さんに洗車してもらいたいんですけど…」だってよ!!
彼女は私を指名してきたのだ。
私の嬉しさのあまり顔が綻んでいた。
彼女は私が駆け寄るのを見て、全開の窓から優しい笑顔を見せた。
「わざわざご指名頂きありがとうございます」自然と零れる笑顔で一礼。
しかし顔を上げた瞬間衝撃が体を突き抜けた。
助手席に若い男性が…
私の心は無惨にも崩れ去った。
彼女ははその男性にこう言った。
「このコ、もの凄いピカピカにしてくれるのよ」
「じゃあ今度俺の車も洗車してもらうか!」
嬉しい反面、複雑な気持ちになった。
車は綺麗に仕上がった、だが私の心の中は黒く淀んでいた。
彼女は「またよろしくね」と言い残し帰っていった。
焼けた肌に太陽の光と彼女の車から吐き出された排気ガスが突き刺さる。
そして私の黒く淀んだ心には、彼女の残した笑顔が深く突き刺さった。
これが私の甘〜い青春の一コマです。
その後彼女は常連になっていましたが、私が辞めてからは姿を現さなくなったそうです。
私は洗車の
カリスマですww←ウソだ!!
この車、エンジン音が妙にうるさかった気がするんですよねw
でも堂々たる構えが大好きです
と、あまり車について語りませんでしたが、最後まで読んで頂きありがとうございます。
いやぁ、長々と書いてしまったw
ランキング参加中です!CLICK HERE!!